小沢健二さんのコンサートに行ってきた!!!
本当は2、3日と連続のはずだったけど、訳あって3日のみ。
でも、一日だけだったけど、本当に素晴らしかった。よかった。嬉しかった。
日常に帰ってきて、朝ご飯作りながら、思い出し泣き。
ああよかった。素晴らしかった。
10歳になった娘と行った。
私はなかなか子どもを授からなかったので、いつも子どものいない平行世界の自分のことを思ってしまう。
その、平行世界の私は、子どもがいなくても幸せに生きる方法を模索して、精一杯生きているだろうと思う。
そしてやっぱり小沢健二さんのコンサートに行って、歌って、踊って、泣いて、笑っていただろうと思う。
こっちの私は、娘と一緒に来れたことが、本当に嬉しかった。
娘は「ママ、またオザケン聴いてんの?」という生意気盛り。
しかしコンサートに行きたいか尋ねたら、即答で行くと。
「私はコンサートというものに行ってみたいの!セクシーゾーンならもっといいんだけど!!」なんて言いつつ。
会場に3時に着いたが、電子回路とシャボン玉が売り切れで機嫌を損ねる娘。
しかし、始まった瞬間の光の海を見て、心を奪われていた。
私はもう、涙腺決壊だった。
娘はずっと立って手拍子を打ち、歌い、踊り(東京恋愛専科のふり完璧!)、出口で小沢さんと満島さんに手紙を書き、
帰り道も一緒に歌い、私の布団に「持って寝るんだよ」とくまさんのぬいぐるみを入れてくれた。
娘と行けてよかった。
私が死んでも、一緒にこのコンサートに来たことを覚えていてくれれば、娘は大丈夫だって思ってしまうくらい。
コンサートに行くことに関して、夫を置いて夜家事もせずに行くなんてと、母からチクリと言われた。
父の体調が悪いからなおのこと。
でも、ただかっこいいからとか、楽しいからとかじゃなくて(それでも別に悪いことないと思うけど)、
どうやって生きてゆくかってことを考えてゆくときに、私には小沢さんの歌が必要で、
今回ばかりはどうしてもどうしても行きたいんだよーーーーと心の中で叫びながら来た。
で、それは間違いじゃなっかったと、歌いながら思った。
どんだけ小沢さんの歌に支えられ、触発されて生きてきたのか再確認した。
20年前のコンサートのときは学生で、自分のことだけ考えていた。
これからの20年は、まずは父の闘病があり、介護とか老いとかいろんなことが出てくるんだと思う。
でもさ、勇気を出して、歩かなくちゃ~~!!!
勇気を出して!勇気を出して!
それからそれから、満島ひかりさんが素晴らしかった。
アップルミュージックのもだけど、ミュージックステーションの共演に感動して狂ったように再生しまくっている身としては、
コンサートでずっと見られるなんて夢のようだった。
「春にして君を想う」のステップが素敵だった~~!!
なんでオットが横にいないのか!!
一緒にステップ踏んでくれよと思った。
でも、若かりし頃、色んな言い訳を用意して会いに来てくれたから許す。
それからそれから、ファンの人たちが素敵だった。
ビデオ見てないからちょっとあやふやなのですが、例のつけ鼻のとき。
最後につけ鼻投げようって、小沢さんが言ったら
「持って帰りたい!!」って、女の子たちの声が飛んだ。
「あ、そうか。でもみんなで共有するってのもよくない?」とか、そのようなことを小沢さんが言ったと思う。
そしたら私の隣にいた女の子が、「これ、どうぞ」って、宝物のように両手にのせたつけ鼻を、私に差し出してくれた。
その決断に胸を打たれ、私もつけ鼻を差し出した。
その人にだったか、反対隣の人だったか覚えていないのだけど。
今回のコンサートに来ていた人も、おんなじ雰囲気だった。
みんなここに来た幸せに溢れていて、娘にも優しくしてくださって。
赤ちゃん抱えて立っていたお母さん、ナイスガッツ!
犬のTシャツ来ていた男子、うらやましい。
それからそれから、始まる前のコンビニで見かけた小さな子ども連れのお父さん。
女の子「パパ、ちょっとまって~」
パパ「ちょっと待ってなんて知らない」
女の子「???」
こっそり笑わせていただきました。滾り過ぎでございます。
さあ、日常に!